脳を広範囲で損失するも

佐藤京子さんの場合

 佐藤さんは、宮城県に生まれ、物心ついた時には、母親によって創価学会に入会させられておりました。
 その後、地元で結婚、ご主人も創価学会に入会、しかし家庭がうまくいかず、子供が二歳の時に離婚、上京して就職した会社が皆、創価学会員という環境です、佐藤さんは熱心に学会活動をするようになりました。

 しかしその一方で、会合に出ると会員同士の悪口を聞かされたり、幹部に話した悩み事が、一気に周りに広まったりするなど、次第に、創価学会の在り方に疑問を持つようになりました。さらに平成三年ころからは、日蓮正宗の悪口などを聞かされるようにって、創価学会がますますイヤになった佐藤さんは、勤行もしなくなり、創価学会の人達からも離れてしまいました。

 そのような中、法華講の人から電話があり、後日何時間も折伏され、日蓮正宗に帰伏することができました。
 帰伏したその日から勤行を再開し、十数年ぶりに総本山にも参詣し、御開扉を受けました。
 それからは、毎月の講中の会合に参加しましたが、会合に参加するつど、創価学会とは全然違う、本物の信仰の清々しさと、正しい信仰の有りがたさを佐藤さんは感じていきました。

 そのような正しい信仰に励むようになった平成十年、佐藤さんは通勤途中にバイクで事故を起こしてしまい、頭を強く打って、意識不明の重体で病院に担ぎこまれました。医師は、家族に「脳挫傷を起こしており、危険な状態。一週間が山場です」と告げました。
 しかし、奇跡的に一週間で佐藤さんは意識を取り戻し、命の危機から脱出することができ、御住職にも闘病平癒の御祈念を御願いし、毎日のように講中の先輩が見舞いにくるなか一緒唱題に励んだところ、一ヶ月で退院をすることができました。

 しかし、医師からは「事故によって前頭葉が損傷しているため、普通の生活はできませんと告げられました。しかし、二ヶ月ほどの通院治療で、新しい職場に社会復帰することができたのです。

 その後、咽頭ガン末期の学会員であったお兄さんさんの折伏したところ帰伏、御本尊様の功徳で六ヶ月延命し、日蓮正宗で葬儀を出すことができ、きれいな相となりました。
これらの体験を通じ、佐藤さんは日蓮正宗こそ正しい教えであることを心から確信し、会合参加を始め、家族・友人・知人・親戚、同じ団地の学会員など、全ての縁のある人の折伏していきました。そして、長男を始め何人もの人を入信・帰伏に導くことができました。

 そのような中、バイク事故を起こして十四年目に、脳ドックを受けることにしました、するととんでもないことが発覚しました。
 脳のMRI診断の結果、とのかなりの部分が損傷して無くなってしまっており、医師によると、「前頭葉は、十四年前にバイク事故を起こした時に損傷して、全く機能しなくなっており、右側頭葉も全く機能していない」ということがわかったのです。

 「とんでもないことになった」と思った佐藤さんは、慌てて先輩にお話し、講頭の個人指導を受けさせていただきました。
 佐藤さんが、「脳のかなりの部分がなくなってしまっている、という診断を受けたのですが、これからどうしたらよいでしょうか」と尋ねると、講頭は、開口一番、「どうするもこうするも、御本尊様に感謝し、御恩返ししていく、それしかないじゃないですか!」と笑顔で言われました。

 さらに、講頭は、
「これだけ広い範囲にわたって脳が死んでいる、ということは、廃人になるか、命がなくなっていても当然な状況であり、こうして普通に生活できていること自体、大功徳です。そのことを自覚していますか」
と言われたのです。
 言われてみれば、本当にそのとおりでした。前頭葉と側頭葉が全く機能していない、ということは、最も重要な脳の半分、人間としての思考をる部分がないわけですから、本来なら、廃人となって寝たきりの生活になっているか、悪くすれば死んでいたかのどちらかだったはずです。

 それが、こうして普通に仕事や生活ができているのですから、それ自体が奇跡的なことです。これを、御本尊様の功徳と言わずして、何と言えばよいのでしょうか!

 佐藤さんは、この御本尊様の功徳に感激でいっぱいになり、心から御礼申し上げたそうです。
御本尊様に救っていただいた命を、身を惜しまずご奉公に使うことを決意されています。