腎臓がんと転移した膀胱がんの手術に成功

― 千葉辰之さんの場合

 千葉辰之さんは、昭和59年に入信したものの、次第に信心が弱くなり、やがて完全に信仰心を失ってしまいました。そんな平成6年のある日のこと、千葉さんは血尿が出ていることに気付きました。しかし、医者嫌いだった千葉さんは、そのことを家族にも隠して放置してしまったのです。
  そして3年以上が経過した平成10年1月、今までにないほどの大量の血尿が出ました。それでも我慢していたところ、夜には、血尿どころか真っ赤な血だけが出続け、あまりの苦しさに救急車を呼ぼうかというほどでした。
  翌朝、泌尿器科で診察を受けたところ、「これは癌です。来るのが遅かった」と言われ、そのまま入院となりました。
  事の重大さに驚いた千葉さんは、先輩・同志の励ましもあって信心を取り戻し、真剣にお題目を唱えるようになりました。総本山から御秘符(ごひふ)という秘薬もいただくことができました。
  その後、膀胱にできた三センチほどの癌を取り除くため、内視鏡による手術が行なわれましたが、出血も少なく、無事に終えることができました。ところが、この手術によって、腎臓にも癌があることがわかったのです。おそらく十年くらい前に、先に腎臓に癌ができ、それが尿道を通って膀胱に転移していたのだろう、ということでした。
  検査の結果、すでに腎臓は機能しておらず、今度は開腹手術によって腎臓を全て摘出することとなりました。
  その手術までの一ヶ月間、千葉さんは、これまでになく真剣に仏道修行に励み、近くの日蓮正宗の寺院に毎日のように通って、お経を読み、お題目を唱えていきました。
  こうして摘出手術に臨みましたが、切ってみたところ、腎臓の中は、まるでオカラでも詰めたようにビッシリと癌ができており、本当にギリギリのところで発見されたことがわかりました。当然、リンパ節への転移が疑われ、切り取った細胞が検査に回されました。
  無理もありません。癌は十年も前に発生して転移を続けており、さらに血尿が出るようになってから三年も放置していたのですから、リンパ節に転移していないはずがなかったのです。

  ※本人談を動画でご覧いただけます

  
(動画より抜粋)

「その数日後、医者が回診に来て、『心配していたリンパ節にはガンは出ていませんでしたよ』と言われました。じつはそのリンパ節転移の疑いという件は、まだ私は聞かされていませんでしたので、何のことかわかりませんでした。
  医者が出ていった後、初めて妻から聞かされ、御本尊様の御力で恐ろしいリンパ節転移を免れたことを知った時の有り難さ、私は声を上げて泣きました。
  後日、医者の話によりますと、最初、私が外来で診察を受けた時は、もう危ない状態と判断されるほどであったのが、不思議にも、それほどガンが進行していなかったこと、内視鏡手術後の出血がなかったこと、肥満の腹にもかかわらず、回復手術後の切り口がすぐにふさがってしまったこと、また、リンパ節にもガンが転移しているものと判断されたために、抗ガン剤による治療を続けていくことになっていたにも拘わらず、検査の結果、まったく、ガンが出ていなかったので、抗ガン剤投与は一回だけで済んだこと――など、すべて御本尊様に救っていただいたおかげと、心より有り難く思っています。 」

  こうして、九死に一生を得た千葉さんは、もう二度と日蓮正宗から離れないことを誓って、日々、信仰に励んでいます。