ステージ4の悪性リンパ腫が完全寛解した闘病記

中林由子さんの場合

  中林さんは、平成十七年五月の健康診断で、悪性リンパ腫という血液のガンにかかっており、それも第四期つまり末期であることがわかりました。ガン細胞は、すでにと血液の約半分にまで浸潤して、全身に広がりつつあったのです。
 もはや、手術も放射線治療もできる段階でなく、残された治療は抗ガン剤の投与しかありませんでしたが、担当医からは「その抗ガン剤もどこまでくのか、期待はできない」と言われ「残念ですが…」と、もう余命が残されていないことを告げられたのです。中林さんは、驚きはしたものの、不思議と動揺もなく、落ち着いて医師の説明を聞いて、ありのままに受け止めることができました。

  この病気は、まさしく仏法で説かれる業病――すなわち、過去に正しい仏法に背いたことが原因で起こる、医学では手に負えない難病)です。日蓮大聖人の教えには、業病の起きる根本の原因と、それを解決する道が説かれており、実際に、周囲の日蓮正宗の信仰をしている人達の中には、絶望的と言われたガンを克服している人が何人もいました。中林さんは、その人達の体験を思い起こして、「自分も、しっかり仏道修行に励み、その功徳で必ず治して見せる」と心に誓ったのです。
 それからは、精いっぱい南無妙法蓮華経のお題目を唱え、日蓮正宗の総本山にも参詣して、仏道修行に励みました。そして、数日後に入院して治療が始まりました。
 それは、何種類もの抗ガン剤を、体が耐えられる限界量まで投与するというものでしたが、抗ガン剤といえば、毒ガスなどを作る猛毒から開発された劇薬です。その副作用によって、激しい吐き気に襲われて苦しんだり他の臓器にダメージを受けて、そのまま長期入院になるケースも少なくありません。
中林さんは、三時間余りの抗ガン剤投与の後、いつ副作用が出てくるのだろう、と緊張し、唱題していきました。ところが、吐き気どころか食欲さえあります。
 不思議に思っていたところ、翌日の検査で、心臓・肺・肝臓・、すべて良好で、体に何のダメージも受けていないことが確認されました。その結果、通院治療が可能と判断されて、わずか三日で退院することができたのです。

 その後、抗ガン剤は、劇的に効果を上げて、血液中のガン細胞が驚くべき勢いで減少していきました。そして、一ヶ月、二ヶ月とたつうちに、血液中の半分を占めていたガン細胞がほとんど消えていき、ついには、血液の状態が全て正常値に収まって、普通の人とほとんど変わらない状態となったことを聞かされたのです。
 あまりに早いペースで治療が効果を上げていくことに、主治医は驚き、「どうして、こんなに順調なんでしょうねえ。これじゃ、治っちゃうよ」と、本音では治らないのを承知で治療していたことを、らしてしまうほどでした。
 さらに有り難かったのは、副作用が信じられないほど軽かったことです。普通ですと治療期間中は、貧血や吐き気に始まって、手足のれ、味覚障害など、さまざまな副作用が出てきますが、中林さんの場合、生活に支障をきたすような副作用は、ほとんど現われなかったのです。 おかげで、仕事も続けることができました。
 そして、半年間の治療を終えて精密検査をしたところ、腹部や首などのリンパ節にあった癌がことごとく消え、骨髄や血液の半分を占めていたガン細胞も完全に消滅していることが確認されたのです。この半年間のことを、中林さんは、このように語っています。

※本人談を動画でご覧いただけます



(動画より抜粋)

「今振り返っても、本当に、生まれてこの方、経験したことのない、有り難く充実した半年間だったと思います。 こうして、感染症にかかることもなく、合併症も起こさず、半年間の治療を終了した後、今年の一月半ばまでかけて、徹底的な検査が行なわれました。
発病以来、この頃までに唱えたお題目は、すでに百五十万遍を越えていました。
そして一月十九日に、検査の最終結果が出たのですが、腹部や首などのリンパ節にあった腫瘍(しゅよう)が悉(ことごと)く消え、骨髄や血液中のガン細胞も完全に消滅していることが確認されたのです(大拍手)。
こうして私は、末期ガンながら、身体の一カ所も切ったり損(そこ)なったりすることなく、普通に生活しながら病気を克服し、発症前の健康を取り戻すことができたのですが、そもそも、病気がわかった当初、すでに骨髄と血液の約半分がガン化していたわけですから、まさに歩くガン細胞のようなもので、本当なら、今、生きていることが不思議なくらいです。
やはり、病気は御本尊様に治していただくものであり、医学の常識を越えたところに仏法の大功徳があるのだ、と思わずにはいられません。
今は、御本尊様の御前に座るつど、絶大な仏力・法力に畏敬(いけい)の念が募(つの)るとともに、あまりの有り難さに、ただただ、ひれ伏して御礼を申し上げる毎日です。」